前回の続き。
できるだけラクに自炊を続けるためにはまず食材選びが大切だなぁと思ったんだけど、それと同じくらい調理器具選びも大切だと最近強く感じている。調理器具を見直して、モノによっては廃棄したり買い替えたりしたことで一気に自炊がラクになったから。お料理は苦手だし向上心もないので調理器具についても長年無関心でいたんだけど、本当は自炊苦手民こそ情熱を持って調理器具を選ぶべきなんだな…。
食洗機は絶対必要
自炊苦手民こそ買うべき。自炊をすると否が応でもくっついてくる調理器具やお皿を洗うというかったるい作業が消えるので、自炊のハードルが下がる。なんでもかんでも大は小を兼ねるとは思っていないけれど、食洗機に関しては可能な限り大きいサイズを買うのがいいと思う。ただ、小さくてもないよかある方が100倍良い。わが家は台所のスペースの関係上（調理スペースをほぼ潰して）プチ食洗を置いている。
お鍋・フライパンを適切に選ぶ
ルクセーゼやストウブのお鍋、ビタクラフトのフライパンを使えば途端にお料理上手になれる気がするけど、それは幻です。あれはお料理上手な人およびお料理上手の素質がある人が手を出すものであり、自炊苦手民はお手入れがラクなもの（拭いたり磨いたりしなくてよいもの、食材がくっつかないもの）・大きくないもの（大きいと扱いが大変でイヤになるので）・食洗機に入るものを基準にお鍋・フライパンを選ぶと良いっぽいことが、実家を出て10年以上経ちようやく分かってきた。
電子レンジを使い倒す
以前は電子レンジのことを冷凍から揚げやパックのご飯をあたためる便利な機械くらいにしか思っていなかったけど、フライパンやお鍋と同じような位置付けの調理器具という認識に改めたところ、グンと自炊がラクになった。たとえばお皿にピーマンとちりめんじゃこ、調味料をのっけてレンチンすればそれで一品完成する。フライパンで炒めてもいいけど、電子レンジの方が手軽で早く、洗い物も出ない。ほんだしを溶かしたお湯にお豆腐をぽちゃんと入れてレンチンすれば湯豆腐だって簡単＆短時間でつくれる。コップにお湯と溶き卵、調味料を入れてレンチンすればスープもできる。電子レンジはごはんも炊けるし主菜も副菜も汁物もつくれるかなり万能な調理器具だ。電子レンジを使い倒すことが自炊のハードルを下げるポイントのひとつな気がする。
便利調理器具は基本必要ない（ただしホットクックは超重宝する）
千切りピーラーとかブレンダーのみじん切りパーツとか、そういう便利調理器具が世の中にはたくさんあるけれど、自炊苦手民には基本的に必要ないです。なぜならみじん切りや千切りなんてしなくても野菜は食べられるから。こういう調理器具をアレコレ買ってしまうと変に調理方法にバリエーションができちゃうから混乱しちゃうし、台所もごちゃついて逆にストレスになる。ただし、ホットクックに関しては買って良かった～！！って心の底から万歳三唱しました。これがないとお弁当がつくれない。安いシュウマイだってめちゃくちゃ美味しくなるし、鶏ハムの美味しさもヤバい。ただ、電子レンジよりも調理に時間がかかるので計画的に使う必要があるところが面倒です。（お料理上手な人は日頃から時間配分を考えて調理しているんだろうけど、自炊苦手民であるわたしにはその感覚が身に付いていないので）
