せいかつのつぶやき

日々の生活、暮らしのなかで思ったこととか

鬱と付き合いながらVBAエキスパートに合格した記録

VBAエキスパートの(ベーシック・スタンダード)に合格したので、心身の調子と向き合いながらどのように勉強したか記録しておきます。

前提

これまでVBAはほぼ使用経験なし、無職ですが現在就労移行支援に通所中(うつ病)。2~3日に1回約2時間程度の勉強で、合格までベーシックは約1ヶ月、スタンダードは約1.5ヶ月かかった。

 

使った教材

ベーシックもスタンダードもそれぞれ下記①②③のみ。正直この布陣がかなり良かったと思う。

YouTube 日本頭脳チャンネル VBAエキスパート合格講座


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VBAエキスパート公式テキスト

VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAベーシック

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  • 作者:田中 亨
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VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAスタンダード

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VBAエキスパート対策 用語問題集

 

 

学習内容

ベーシックもスタンダードも学習内容は同じで、上記教材①→②→③の順番で取り組んだ。

昔は資格勉強と言えば「テキストを読んで問題集を解く」が一般的な方法だったと思うけど、今は無料で良質な解説動画がYouTubeであがっているので、初手は動画でザックリ内容を把握するのが効率的なんだな~ということが今回の新たな学び。ベーシック勉強開始直後は従来の方法で勉強しようと思っていきなり②の公式テキストを読み始めてしまったが(すぐ挫折した)、①を視聴後にもう一度公式テキストにチャレンジすると動画は流し見程度でしか見ていなかったにもかかわらず割とスイスイ理解できて感動した。

テキストをとりあえず1周読んだら、その後はひたすら何周も③の問題集を解き続けた。だいたいテスト範囲は掴めたかな~というタイミングで②のテキスト付録の模擬試験を解いて合格圏内だと確認した段階で試験申し込み→約2~3日後にテスト、という流れにした。

ちなみに、問題を解く時は必ずPCのキーボードで答えを打つようにした。これは実際のテストの形式に合わせるため。特にスタンダードはスペルミスも失点になるので、キーボードの指の動きも意識しながら英単語?を覚えるようにした。また、勉強開始当初はExcelのVBEに打ち込んでいたが、VBEの性質上間違ったところをすぐ教えてくれてしまうので、これもテストを意識してメモ帳に変えた。ちなみに大文字小文字書き分け問題については、模擬試験の動作を信じて特に意識しなかった。その代わり、スペースの有無は確実に覚えようと思った。(EndIfじゃなくEnd If、など )

 

メンタルとの付き合い方

メンタル疾病を持つ前と持った後では勉強への向き合い方がかなり変わった、というか、変わらざるを得なかった…。そこの調整が一番大変だった。

元々わたしの勉強スタイルは分かりやすく短期集中追い込み型だったが(ギリギリでいつも生きていたい訳じゃないけど結果的にいつもKAT-TUN…)、今は急に負荷をかけると心身の調子が崩れてしまうようになった。そこで、勉強期間を長めに取って少しずつ勉強をすることにした。懸念材料として「気持ちがダレるのではないか」という点があったので(元々VBA取得前に簿記1級の勉強をしていたが、これが原因で挫折した)、下記の対策を取った。

◆勉強目的の明確化・言語化

勉強を始めるぞッと決めた段階で、資格勉強をする目的をしっかりと言語化して手帳に書いておいた。そして、資格勉強への意欲がなくなってきたな~と思ったら、なぜ今この勉強に取り組んでいるのか手帳を見直してやる気を取り戻すようにした。こんなこと面倒くさくて今まで一度もしなかったけど、やってみると案外効果があった。ちなみに今回の目的は、『心身の波をコントロールしながら勉強を継続する感覚を掴む』と『VBAの資格を取得し、就職活動する上での強みを一つ手に入れる』。

◆日々の心身の状態&勉強の進捗状況のログ

勉強したい気持ちはあるのに調子が悪くて(脳みそが動かない、集中力が続かない、気持ちが不安定など)うまく勉強できない体験が続くと「もうわたしには資格勉強なんてムリなんだ…」とマイナス思考に囚われて勉強を挫折しそうになる(なった)。そこで、勉強のスケジュール表には、勉強の進捗状況とともにその日の心身の状態を記録していくようにした。この結果、どの程度の体調の時ならどの程度の勉強ができるかが少しずつ分かるようになった。わたしの場合は、調子が下向きの時に新しい単元を覚えるのは負荷が高いみたいで殆ど勉強が進まない(&へたしたら体調も悪くなる)が、前に一度勉強した単元の復習ならなんとかできることもある。←こういう自分の傾向が理解できてくれば、思うようには勉強が進まなくても進捗ゼロ状態からは脱却できるし、自信にも繋がる。もし全く勉強ができない日があっても「それは自分の存在がダメだからじゃなく、今日がそういう調子の日だったからだ(そもそも勉強している場合ではなく、コンディション回復のための行動に全振りした方が良い日なのだ)」と前向きに捉えることができる。この取り組みを継続することで、勉強目的の1つである『心身の波をコントロールしながら勉強を継続する感覚を掴む』のゴールに少しずつ近づけていった感覚があった。

 

試験当日(前日)のこと

短期集中追い込み型だった今までは試験前日こそ一番勉強していたが、今回は勉強をほぼせず(そもそも合格を確信してから試験申込した)、コンディションを整えることだけに注力した。

試験当日も最後の復習はそこそこに、ストレスを感じない服装や時間に余裕を持った行動、自律神経を交感神経に切り替えるためのリズム運動など、やっぱりコンディション調整に気を配りつつ試験会場に赴いた。試験中も10問解くごとに小休憩を取って(目を閉じる、軽くストレッチやセルフマッサージをする、など…)とにかく脳と精神を疲れさせすぎないように気を使った。

 

 

勉強目的の1つに『VBAの資格を取得し、就職活動する上での強みを一つ手に入れる』と書いたけれど、正直VBAの資格を取ったところで実際どれだけ就職活動時の強みになるのかは未知数だよな~とは思う。ただ、資格勉強を通して自分の心身の調子の波との付き合い方は前よりも少し上手になれたかもな?と思うので、それが本当に良かったことです。