せいかつのつぶやき

日々の生活、暮らしのなかで思ったこととか

Timeleszを見に行ったら緑内障が見つかった

約半年前、こんなことを書いた。

きっとわたしは遠くない将来Timeleszのコンサートに行くけど、そこでマリウスやケンティのことを探さないと思う。8人を真正面から見れると思う。それが、すごく楽しみ。

おセンチな気持ちに浸ってうっとりしているこの時のわたしに言いたい。あのねぇ、Timeleszはそこまで当たり前にコンサート行ける倍率ではなかったし、そもそも8人を見る見ない以前に視野欠損して見えていないよ君の目は!!

 

夏の終わり、Timeleszのコンサートに行った。 オタクがコンサートに行くってなると美容院でサラサラつやつやの髪に仕上げデパートで一張羅を探しムダ毛処理も抜かりなく云々…とやることいっぱいだと思うけど、わたしはマジで開演直前ギリギリに制作開放席が当たったクチなのでそんなことする暇もなく、せめてもの…ということで口いっぱいブルーベリーを頬張って会場に行った。コンサートに行くオタクにとって一番大切なもの、それは化粧ノリの良い肌でもなくこの日のために絞ったボディでもなく、アイドルの髪の毛一本一本のきらめきすら見逃さないためのできる限り調子が良い視力なのです。

…なのですが、会場について双眼鏡のピントをステージに合わせている時にふと気づいた。アレ?わたしの右目なんかゴミがいるぞ? ゴミは瞬きしても目薬を差しても消えない。前からいたのかもしれないけど、普段あんまりにもボンヤリ生きているので全く気付かなかった。そうは言うてもコンサート始まったら消えるデショ~と都合の良いことを考えていたものの、いざコンサートが始まっても右目のゴミは消えない。菊池風磨のパンツはすぐ溶け消えるのにわたしの右目のゴミは一向に消えないこの世の不条理。そのうち右目が煩わしくなって左目一個で双眼鏡を覗いたり、はたまた左目が疲れては右目で双眼鏡を覗いたりしているうちに今度はそれぞれの目でなんだか見え方が違うかも…?ということにも気付いた。具体的には、なんだか一度に見えるアイドルの数が違う気がする。もしあの時見ていたアイドルがSexyZoneだったら多くて5人、もしくは4…下手したら3人とかなのでこれには気付かなかったかもしれない。Timeleszになってワラワラ人数が増えてくれたことでこの違和感に気付けた。そう思うと8人という人数を選択してくれたTimeleszさんありがとうだ…(?)

そんなこんなでコンサート中、世にも贅沢なアイドル視野検査をしながら過ごしたわたしは翌日周囲のオタクにその旨報告したところ全員から「オタクなのにコンサートの日に目の調子が悪いのはかなり変だ(なぜならオタクとは調子の良い生き物なので)」と心配され、評判の良い眼科の電話番号を手渡され、会社を放り出され、アレヨアレヨと目医者さんに運ばれていった。とはいってもこの期に及んで「まぁ言うて大したことないデショ」と思っていたのだけど(本当になぜこの楽観的な人間が鬱になったのか?と我ながら思います)、視力検査、眼圧検査、視野検査、OCT検査等々を経て最後に診察室に入った際、メチャクチャ羽振りが良さそうな女医先生が私の検査結果を見ながら険しい顔をしているのを見て、ようやくオヤ?と思った。

検査に次ぐ検査でクタクタのわたしに、先生は左手に付けた超どデカいアルハンブラの指輪をキラキラさせながら、視野検査の結果明らかになったそこそこ進んでいるわたしの右目の視野欠損について指摘した。現実を受け止められず、ただただヴァンクリの美しさにうっとりしていた瞳孔ガン開き状態のわたしに(説明しよう!散瞳検査をする際瞳孔を開く目薬を差すのだ!)、先生はやさしく緑内障という言葉を教えてくれた。ちなみに右目のゴミ(は飛蚊症という名前の症状だった)はそこまで深刻なものではないが今後一生取れないという話もされた。それに比べすぐ消える菊池風磨のパンツはすごい。

 

そんなこんなでわたしは毎日緑内障の目薬を差す毎日となった。ただでさえアレルギーの薬も飲み―の、鬱の薬も飲みーの、喘息の薬も吸いーのアレもコレも飲みーのの日々なのにさらに緑内障までやってきてもう訳が分からない。しかも緑内障の目薬、痛い。誤って塩酸差した!?って毎日なっている。この痛みわたしだけですか?いかんせん周囲に緑内障仲間がいないのでなにもかも分からない孤独な緑内障生活を送っています。でも、オタクにとって目は大切なのでこれ以上視野欠損が進まないように一生懸命治療に励んでいます。

 

実は今をときめく国民的アイドルグループTimeleszに実際に会って、アーーやっぱりアイドルっていいなァ~~!!とニッコリした半面(やっぱ寺西さんすげーよTimeleszに入ってくれて本当にありがとうだし、原ちゃんの笑顔は世界もわたしも救うな!ラブ!と確信したりした)ふとした瞬間に居ない筈のケンティ探してしまって自己嫌悪したりもした。Timeleszのコンサートでマリウスやケンティのことを探さないとか言っていた過去のわたし、あまりにも自己分析できてなさすぎ。そんな訳で、今後どのくらいの熱量でTimeleszを応援していけるのかは正直自分でも測りかねている状況だけど(そもそも体調の問題がある)、緑内障を見つけてくれた恩義を一生忘れないことだけは確かです。Timeleszさん、かき集めた夢ぜーんぶ叶えてくれよな!Rock this Party!