せいかつのつぶやき

日々の生活、暮らしのなかで思ったこととか

奈良・東北のみほとけ展、ジャズ喫茶、返信状アート

今日の午後せこせこ長文ブログを書いていたのに、うまく更新できずすべてが消えてしまった…ガッデム…というわけで、これは書き直しブログです。かなC

 

先日、東北歴史博物館の企画展に行った。

教科書などで絶対見たことのある超有名な鑑真和上坐像の実物をはじめて観た。わたしがイメージしていたよりもちょっと小さく、すこし華奢で、柔和で静謐な印象を受けた。まつ毛やひげも一本一本丁寧に彫られていて、製作者の鑑真和上への愛みたいなものも伝わってきた。

わたしが元々持っていた鑑真和上坐像イメージは、土門拳の撮った鑑真和上坐像の影響を大いに受けていた気がする。わたしは彼の写真から静謐さとともに強い意志や凄み、存在感みたいなものを感じていて、鑑真和上坐像といえばそのイメージが強かったから実物を見たときに「あれ?思ったよりやわらかさがあるな」という感想を持ったんだと思う。(ちなみに企画展の最後の方に、なんとその土門拳の撮った鑑真和上坐像の写真も展示されていた。大きな写真だとさらに迫力があってカッコイイな~)

今手元に入江泰吉の写真集があるんだけど、ここにも鑑真和上坐像が載っている。

この鑑真和上坐像からは深い慈悲や愛、その底にある強くしなやかな芯みたいなものを感じる。わたしは鑑真和上坐像を見て「思ってたより小柄だな~。なんかやわらかそうな人だな~」みたいなボンヤリした感想しか出てこなかったけど、土門拳入江泰吉は鑑真和上坐像の魅力をめちゃくちゃ解像度高く理解していたんだろうな…。だからこそ同じ被写体でもまるで違うものを取ったような印象の作品ができあがるんだろうな、プロってまじすげ~!と思った。

 

その後、近くのジャズ喫茶に行った。

調子が悪くなってから音に敏感になってしまってジャズ喫茶からも足が遠のいていたので、なんとジャズ喫茶に行くのは1年半ぶり?。大きな音大丈夫かな…と心配だったけど、すっげー良い音だったからか大丈夫だった。よかった…!!このお店を調べていた時に「耳から全身マッサージを受けているようだ」みたいな口コミを見つけてほほぅ…と思ったんだけど、たしかに音だけにすべてを委ねる時間というのは、ある意味マインドフルネス瞑想みたいなもんで脳にもいいのかもしれない。まだ長時間過ごすのは疲れるかなって感じだけど、少しずつでも行動範囲が戻ってきた・広がってきたことがすなおにうれしい。

 

最近は久しぶりに体調がガクッと下がってしまい、すべてが順調に思い通りにいくことなんてないってイヤほど分かっていたはずなのにそれでもやっぱり結構ショックを受けていたけど、でもこうやって色々なところに行けるようになってきたその嬉しさの方に目を向けようと、今こうしてブログを書きながらおもいました。

 

おまけ。最近のちくちく。(結婚式の招待状の返信はがきに紙刺繡して遊んだ)