せいかつのつぶやき

日々の生活、暮らしのなかで思ったこととか

本格的な冬支度、こぎん刺しの白金カイロケース、QuiteCorner

・以前「確かムーミンの小説だったかな?秋になったら冬に備えて家の中のあらゆる家具や道具をその家でいちばん暖かいお部屋に全部集める、みたいな話があって、はじめて読んだ時「我が家やん!」と嬉しくなった。我が家は何度でも言うけどボロ木造アパートなので冬が本当に寒い。3つある部屋のうち1つは寒すぎて完全に使い物にならなくなるので、つづきになっている2部屋の方に家中のあらゆる家具や植物をぎゅぎゅっと集合させてみんなで小さく丸まって過ごす。わたしはすべての部屋をあますことなく使って広々と暮らしたかったので冬のこじんまり生活がイヤだったんだけど、その小説を読んでから意識が変わった。これは家中の大好きで素敵なものたちをみんな手の届くところに集めて、みんなで寒い冬をぬくぬく幸せいっぱいに過ごすための大切な儀式だったんだ(たしか小説にそんなようなことを書いていた)。今はまだ植物たちは家中のお部屋に散らばっているしすべての部屋を使って生活しているけど、今年もぎゅぎゅっとコックピット生活まであと1か月くらいかな。」←と書いたけど、とうとう今冬もぎゅぎゅっとコックピット生活が始まった。

12畳の空間に人間2人と20以上の植物、それから80センチ超サイズのムーミン1匹。確かに狭小でおしくらまんじゅう感がある暮らしだけど、トヨトミのでっかい灯油ストーブのまわりにみんな集まって燃える火をみながらのんびり過ごすのも悪くないな、と今年は思える(トーベ・ヤンソンのおかげです、ありがとう)。

こうしておうちも本格的に冬仕様になったけど、雨&雪靴も今後に備えて新調した。

買ったのはTEMPERATEのBAKER。レインシューズってダサいのが多いなかTEMPERATEのデザインはほど良くオシャレで好きなんだけど、歩くのが下手ですぐに靴底をすり減らしてしまうわたしとしては靴底の凸凹の浅さがちょっと気になる。なので、今回は購入後即修理屋さんに持参し、がっつりゴム底を貼ってもらった。今回はじめて知ったけど、ゴム底には普通ver.と冬ver.があるらしい。冬用のはより柔らかいゴムで凹凸も深め。要は普通のタイヤとスタッドレスタイヤ的違いって感じなのかな?よくわかんないけどせっかくなので冬用のゴム底を貼ってもらった。これでいつ雪が積もっても大丈夫です!

 

・こぎん刺しでハクキンカイロのケースをつくった。

今回は余り布と余り糸だけでつくったので、一期一会感のある配色になった。多分本来の自分ならもうちょっとコントラスト抑え目にする&グラデーションにはしないと思う(もしグレー系でつくるなら、全体的に薄めのグレーで統一したと思う)。でも、時にはこうやってあるもんだけ縛りでモノをつくるのも楽しいな~!というか、手芸は時々こうやんないと無限に材料の在庫が増えていくよね…。

マジックテープのバリバリ音が苦手&だからといってボタンなどで留めるのは面倒なので、ポケットティッシュケースのようなつくりにした。留め具なしだけど勝手に出てきたりはしないし、それでいて出し入れは楽ちんなのでとってもお気に入り。

 

・久しぶりに北仙台のカフェ、QuietCornerに行った。

打ちっ放しのコンクリートに木材・ガラス・アイアン素材などでつくられたシンプルでオシャレな家具類、食器類はスモーキーな色味のORIGAMI(最近ORIGAMI使っているカフェちょこちょこ遭遇する気がする。使い勝手いいのかな)。シュッとした印象のカフェだけど、かかっている音楽がちょっと独特で(あみんとか流れてた)、そこんところの掛け算がこのカフェの最大の魅力であり店主のセンスなんだろうなと思う。これでバド・パウエルとか流していたらいかにもシュッとしすぎなのかもしれない。使っているコーヒー豆は福岡のCOFFEE COUNTY。仙台の個人カフェって自家焙煎しているところが多いしついついそういうところに行きたくなっちゃうけど、普段なかなか飲む機会のない遠方のお店のお豆を飲ませてくれるっていうのもおもしろくていいな、と思った。コーヒーの味はCOFFEE COUNTYの評価?になっちゃうから詳しくは避けて、ここのスウィーツだとプリンが好き。

 

・梅崎春夫の「只今横臥中」に小説のヒントはノートに控えて半年~1年ぐらい寝かせてから作品にするみたいなことが書いてあったけど、わたしの日記の場合は1週間も寝かせたらもうダメだな~と思った。記憶力悪太郎なので何があってどう思ったかみたいな気持ちや感情がどんどん抜け落ちて味がなくおもんない文章になる。でも、じゃあ鉄は熱いうちに打てば打つほどいいかっていうと、それはそれでドロッドロして恥ずかしい文章になるから難しい。