せいかつのつぶやき

日々の生活、暮らしのなかで思ったこととか

20220907_たのしく美味しくお料理できる力は生きる上ですごく大事、という話

・昨日は結局終日微熱が続いて体もこころも重怠く、家の中でころんと転がって過ごした(そして今日もそうです…)。ただ、救いは食欲があったこと。お腹がよわい割にあんまり食欲なくなることはないんだよなーわたし。のろのろと動いてお米を研ぎ、栗ご飯を炊いた。栗は下ごしらえが大変だと聞くので、お料理初心者のわたしは大変そうなものに手を出さず、甘栗むいちゃいました的製品を調味料とともにお釜へインしただけだったんだけど、かんたんに美味しく季節を感じるごはんができた。

たのしく美味しくお料理をつくるスキルってしあわせに生きていくために超大切なことだな、と思う。昔の私はお料理をつくるってことに全然興味がなかった。父も母も料理ができる人で、かつわたしは甘えん坊だから、両親にあれつくって!これつくって!って甘えるのが好きだったのだ。そして、リクエスト通りのものが食卓に出てきたらすっごく嬉しい。自分でご飯をつくれるようになっちゃったら甘えん坊できないんだし、お料理スキルってわたしにとって不要だと真剣に思っていた。じゃあ一人暮らしを始めてからはどうだったかっていうと、誰にも褒められないのに自分ひとりのために手間暇かけてお料理つくるのってあほらしいなと思ってお茶漬けばっかり食べていた。兄弟と暮らし始めても(わたしのほうが大分歳が上のお姉さんなのに)やっぱり自分ひとりの時は簡単なものばっかり食べて、兄弟にパスタとか作ってもらっていた。その後、夫と暮らし始めてようやく「皆がすなる料理といふものを我もしてみむとてするなり!」という考えが生まれたものの、毎日仕事でくたくたボロボロになったからだと心でお料理するのはかなり苦痛だった。料理のいろはを知らないから、どの食材をどうやって食べたらいいのかよくわからんし、調理法もわからん。ピーマンのタネはなぜとるの?食べたら死ぬの?魚は何分焼けばいいのか。料理酒はどんな時にいつ入れるのか、牛丼を食べたい時あの味はどの調味料をどれくらいずつ入れたらいいのか。お料理をするためにはある程度必要な知識があるけど、毎日くたくたぼろぼろのわたしには帰宅後いちいちそれを調べる力が残されていなかったのだった…。

無職になった今、ようやく生まれてはじめてちゃんとお料理と向きあう日々(※自分比)を送らせてもろてるんですが、いや~ほんまにお料理スキル昔にしっかりと身につけておきたかったわ……と心底思う。お料理ってある程度知識と経験を身につけたら、あとはやればやるほどできるようになっていく気がする。献立も思いつくようになる。お料理は手順や段取りを考える時は脳を使うけど、それだけじゃなくて手とか五感とかもフルで働かせる行為だから、こころと体のリフレッシュにもなったりする。それから、たとえ食べる人が自分一人だったとしても自分が食べたいと思う味のお料理が作れると嬉しい。美味しいものを食べると元気になってくる。←でもこれってある程度知識と経験を身につけなきゃ、そう感じられないのよね…。なので、せっかくお料理上手な両親と一緒に住んでいたんだから、実家で暮らしていたあの頃にもっとお料理を教えてもらったらよかったな。まぁ、でももし時間を戻せてもまたただの甘えん坊大将軍になる自信があるから別にいいんですが…。